コペ転。

新しい発見をさがして、伝えて、こわばった視点を転回するところ。

30社回ってゆとりエリートの僕に唯一響いた、1人の人事さんとのお話

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最近、1年遅れで17卒として就職活動に動き出したぼくです。

 思考体力ない・・・

就活体力ない・・・

 これは、戦略がないと勝てないと考えました。

 

 そこで、外資ベンチャー以外表面上では動いていないのでツテやイベントで知り合った人事の方と片っぱからお話することにしました。そうすることで、「仕事の何がいいの?」や「何で働くの?」といった社会不適合者的な考えに少しはヒビを入ると思ったからです。

 

 多くの人事さんとお話しした私ですが、これまでの人事の中でガンガン自社アピールをせず、私の話をじっくり聞き、ゆっくりと2時間もお話しして頂いた方が一人いらっしゃいました。

 

今回はその方とのお話しと学びをお伝えします。

1. 大事なのは自分がどんな人生を歩みたいかってこと。

 

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 最初、人事さんに

今、ベンチャーとか大手とか色々迷っているんですけど、やっぱベンチャーってハードワークできついっすよね? えへえへ」

 

 というアホ丸出しの質問をしました。すると

 

 「そだねー、たぶん◯◯くんは少し勘違いしている部分があるかもね。

 大事なのは、結局自分がどんな人生を歩みたくて、社会にたくさんの仕事があるなかでどの苦痛だったら耐えられるか選ぶことかもよ

 

「そして、そのやりたいことを実現したいという思いが強ければ強いほど結果的にハードワークになっても楽しいとすら思えるんだ。逆に、その過程に目がいくのであればその仕事は向いてないね」

 

2. そこに明確なあきらめの理由はあるか?

 

先日、たまたま通ってしまった2日間の難関インターンで心身ともにボロボロになっていた私。もう、今の能力で分相応なとこでやっていくのがいいのかな~と就活解禁前に半ばあきらめかけてました。
 
すると、師は
「そこに、明確なあきらめの理由はあるの?」 バシッ!と
 
「身体的問題や精神的病とかお金の問題もない君が能力の差だけであきらめていいの?
人って95%同じで、残り5%の経験値の差やIQぐらいの差しかないよ」
 
見たくない自分の弱い部分を鷲掴みにされて「どうなんや?答えろ!」と言われているような感覚でしたが。ゆとりの心の動かすには十分すぎるほどのインパクトでした。
 

3. やりたいことがない人間はどうしたらいいんですか?

これは、私がずっと悩んでいたことでした。
どの企業に行っても「将来の夢は?」「やりたいことは???」
 
「そんなん分かんねぇーよ!そんなに知りたきゃ俺のことググれカス」と心のなかでつぶやいてすらいました。
 
すると、師はいいました。
 
「たぶん、これまでの経験値や情報源の中から構成した狭い選択肢から選んでいるから見つからないんじゃない?必ずしも既存の仕事じゃなくてもいいんだよ?突き抜けるほど好きなら何だって仕事にできるよ」
 
具体的に言うと、
 
①これまでの経験から自主的にやったものを書き出していく。
②その経験がなぜ?楽しかったか、ハマったか深堀っていく。
③そうすると、全く違う経験なのにそこに1つの共通項が浮き彫りになる。
               
そして、その浮き彫りになった価値観が会社の理念とイコールになるところがその人にとって最もいい企業らしいです。
 
 
だから、年収や知名度、ワークライフバランスとか外を見ることも大事だけど、変態化っていうくらい今の学生は見過ぎ 笑。まずは内から見つめた方最終的にはいい結果につながると思うな」バシッ!
 
最後の最後まで言うこと、聞く姿勢、全てがバシッと決まってる人事さんでした。